WSOとは?
この国際会議World School Organiation(以下、「WSO」)は、金沢大学融合研究域主催の「ビヨンド・コロナ・フォーラム」において、日本とインドの大学生、高校生が主体となって、世界の学生と連帯して、世界課題であるコロナ禍によってもたらされた諸課題の解消を目指すものである。
具体的には、コロナの影響を受けている教育分野において学生自らが話し合い広く現状を理解すること、環境改善に向けた意見を世界に向けて発信すること、特に世界のリーダーに向けてアピールすることを目指した。また、他国の学生との交流も目的の一つであり、日本とインドの学生を中心に、今後他国の学生をインボルブする予定。
第1回会議の様子


日時
2020年8月7日(金)、日本時間19:00~21:00
“WSO”(World School Organization)と称し国際会議形式でのオンライン会議を行った。
テーマ「コロナと教育」
参加者は以下の3つの議題についてディスカッションを行った後、コロナ禍の教育方法や環境をより良くするためにはどうしたら良いか、という点について国ごとに分かれて改善・解決策を考え、共有した。
①コロナ禍で学校や勉強はどう変化したか、何か影響はあったか
②オンライン/遠隔授業/休校措置に関して良かった点や悪かった点
③オンライン授業には賛成か反対か
以上、を踏まえ、具体的な要望や学生の自助により実現できる内容を広く世界にアピールしていく予定。
成果
初めての試みだったにも関わらず、予想以上に積極的なディスカッションを行うことが出来たと感じた。多くの学生から、オンライン授業の制度や環境面に対する不安の声が上がった。
コロナ禍の教育の現状における改善策としては、~という案が提案された。
その他、会議の詳しい内容は8月28日のビヨンドコロナライブで放送する予定である。
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現在、8月28日に開催されるビヨンドコロナLiveで共同宣言に向けた検討文書を発表、第2回の会合において、共同宣言を取りまとめる予定。
第1回国際会議参加
日本
金沢大学学生有志
金沢大学附属高等学校有志
インド
Tilak Maharashtra University
Thiagarajar College of Engineering, Madurai
Light Workers Academy, Nallambakkam, Chennai
Government High School, Kandigai, Chennai
今後の目標
第2回国際会議(9月開催予定)によって共同宣言を取りまとめるとともに、正式に、WSOを立ち上げ、日本とインドの学生が協力して他国の学生をインボルブしていく予定。具体的には、タイやハンガリー、ドイツなどの学生を検討している。
金沢大学融合研究域における
ビヨンド・コロナ・フォーラムを通じた展開(予定)
人類全体の課題であるコロナによるパンデミックにより「ニューノーマル」が叫ばれるなか、学生が主体で世界を変えていく可能性について支援し、来年度開学予定の本学融合学域の教育・研究活動に向け、各方面から理解を得ることを目指す。
具体的に、今回参加したインドの大学や高校との連携を通じ、まずはオンラインの交流をはじめ、ゆくゆくは留学などの人的交流に向けて基盤整備を進めていく予定。必要に応じて、学内での正式なインドの大学、高校との連携プロセスの調整に入る予定。